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えげれす行ってましてん パート3

さーて、ノーマン・ベネット(68歳)が運転する銀のFordはバクストンからまず南下して、それからひたすら西へ走り、海沿い(生まれて初めて見る大西洋ですよ!)を北上する。イギリスは南北に走る道路は整備された良い道なんだけど、東西に走る道路は険しいんだって。だから時間はかかるけど、安全なルートを選んで走行。「私達の身に何かあったらお母さんが悲しむから」って。泣かせるじゃないの!でも結構運転荒いっす・・・。


景色はずーっとこんな感じ。
羊が一匹、羊が二匹、羊が八百六十五匹・・・ハイジになった気分です。
あ、あれはヤギか。

Wales(ウェールズ)に入ると、英語とウェールズ語と2行で書かれている標識や看板が現れてくる。途中のLlangollen(ウェールズ語なので発音できません。“LL”で1つのアルファベットで、“カッ”と痰を吐き出すように喉にひっかけながら英語の“L”を発音するようです。できるかっ!!)という街にある水路橋(Pontcysyllte Aqueduct)を観にちょっと寄り道。


向こうからキャナル・ボートがやってきたー!
※イギリス人の発音だと“カナル・ボート”。“ナロー・ボート”とも言う。


キャナル・ボートにはキッチン、トイレ、シャワーが完備されているものまであって、以前ベネット夫妻は、住居を持たずに3年間テムズ川の上でボート生活をしてたことがあるんだって。そんな老後もいいねぇ〜、年金制度がしっかりしている国ならば。


橋の長さは307m、高さは一番高い所で約38m。この水路をキャナル・ボートやカヌーが通る。歩道がとても狭くて、向こうから来る人とすれ違う時、左に落ちたら死ぬし、右に落ちたら溺れるし、どうしたらいいのさ!足がすくんでしまって、半分くらいまで行って(実際は10m程度)引き返しました・・・。はいはい、どうせチキンですよ。


ウェールズには名前の長いものが多く、世界一名前の長い村もウェールズにあります。
つけた人、あほですね。


ほら、この店の名前も!


長すぎっ!!


歴史が古いだけに争い事も多かったこの国。いろんな国の言葉で“戦争被害者のことを忘れないように”とメッセージが書かれた大きな戦争慰霊碑が通りの真ん中に建ってました。

このケルト十字は、ケルト民族の思想である「輪廻転生」を象徴する円環と、後に入ってきたキリスト教の十字架を合わせたものなのだそうだ。キリスト教が定着してからは、キリストさんが唯一の神となったので、ケルト民族にとっての昔の神様たちは妖精になって今でも生きていると考えられてるんだってさー。
そういや見たな、妖精。ソーセージ食べてたよ。

このように、ウェールズでは古い文化を感じさせる場所がたくさんありました。

なんだかイギリスにいるような気分じゃあないですね。いや、イギリスなんですけど、「どこに来たんだ?」と感じる瞬間が多々ありました。元々イングランドとは別の国だったわけですが、今でも色濃くその名残りがあって、至る所にウェールズの国旗が揚がっており、独特な愛国精神をびゅびゅーっと感じました。

←ウェールズの国旗
 私たちが見慣れている中国伝来の竜に比べると、なんとも
 キッチュで迫力に欠けますが、この地に平和をもたらした
 のがこの赤いドラゴンだったのだそうです。

 西洋の竜には羽が生えてるんですね。


なんてちょっぴり歴史に触れて考えていたら小腹が空いたので、ここらでクリーム・ティーといきましょ♪
※「クリーム・ティー」とは、紅茶とスコーンのセットでクロテッドクリームとジャムが添えられたものを言います。これにサンドイッチやケーキなどのアイテムが増えると「アフタヌーン・ティー」となる。


レーズンのスコーンと、クロテッドクリームは品切れしていたので普通のバターとイチゴジャム、ミルクティーのセット。ここでも愛国心を感じました。

と、そんなことをしてる間に日も暮れて来たので先を急ぎましょう。



ん?





何だ?



わっ!お城だ!!!
私達が目指すCriccieth(クリキアス)は、このクリキアス城の向こう!
もうすぐだ!ノーマン頑張って!!!

というわけで、次回に続く・・・

スペシヤル | 13:48 | comments(5) | trackbacks(0)

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コメントさん
2008/10/24 9:55 PM, ユウコ wrote:
出遅れましたが、おかえりなさーい。
うわさのノーマン夫妻にも会って、
なんだかいい旅だったみたいだね♪
えげれすのミルクティー飲んでみたいなぁ。
2008/10/24 11:39 PM, りーちゃん wrote:
ノーマンの運転する一枚目の動画

私、一緒にドライブしてた!
なんのへんてつもないこの景色がすごーくいい気持ちで、何回も見ちゃったヨ!
それとこの水路橋、すごい魅力的!
あー えげれす すごい魅力的だー

と、一個一個コメントしてたら一冊本が出版されちゃうくらいの長文になっちゃうと困るのでここらへんで。。


てことで、続きを「超」楽しみにしてます♪

2008/10/27 8:56 PM, sayasuke wrote:
凄い・・・。
何だか深くて感動です!
自分がウェールズに行った気分になれるので楽しいです♪
お城話も楽しみです!!
2008/10/27 9:34 PM, スイアグ★ジュン子 wrote:
⇒ユウコ
あ、ただいまー!って、いまさらだけど。
うん、素敵なウルルン滞在記でした。
あ、紅茶買ってきたよ!観たい映画(イギリスものなんだけど)もあるので
今度会う時に渡すねー!

⇒りーちゃん
自然の写真や映像って、実際に見た人以外にはなかなかうまく伝わらないんだけど、そう言ってもらえるとうれしいわ♪
私の想像を絶していて、映画の中にいるような毎日でした。
あまり復習していかなかったのが逆に良かったのかな?

⇒sayasuke
歴史の古い場所ってのはやっぱり違うよね。
私が思ったのは、日本もとても歴史の古い国でしょ、
お寺や仏像や庭園なんて、普段見慣れちゃってるけど
外国人から観た日本もすごくきれいなんだろうなぁとね。
一度外国人になって日本を観てみたいもんだ。
2008/10/30 9:26 PM, ユウコ wrote:
わーありがちょー♪
イギリス映画?観る観る!
まぁ、好きに書いたらいいじゃん









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